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田原市で歩くならここ!「城の道コース」おすすめのポイントを紹介

田原を歩く ウォーキングコース

愛知県田原市。田原の街と江戸時代、田原藩士であり画家、蘭学者であった渡辺崋山ゆかりの地を「田原市のウォーキングマップ」で歩きます。渡辺崋山の菩提寺・城宝寺からスタートし田原市博物館からあさりせんべい??まで!歩くだけなら1.9Kmとショートコースですが博物館内も入場して楽しんでみました。

このルートのお楽しみポイント

社寺博物館歴史
社寺マークミュージアムマーク歴史マーク
  • 渡辺崋山の菩提寺・城宝寺で見事な天井画!
  • まつり会館で山車に凧に、お祭り気分
  • 田原城址や博物館で歴史にふれる
  • 豊橋鉄道渥美線を使えば電車でも行ける
  • 実際に歩いたのは 約5Km・1時間50分・6700歩ほど 
  • 歩いた時期:10月

田原市のウォーキングマップの紹介

出典:田原市役所こども健康部 健康課

田原市役所が日々の健康づくりやリフレッシュのために発行している渥美半島のウォーキングマップの中から、「城の道コース」を選んでみました。

ルートは、田原駅南公共駐車場から、城宝寺→ 田原まつり会館→ 伊能忠敬緯度測定の地→ 田原城惣門跡→ 田原城址→ 城宝寺へ戻るコースです。

スタート・ゴール地点は城宝寺で、その間約1.9Km(25分)になっていますが、実際には田原駅南公共駐車場発着だったので、田原駅南公共駐車場から城宝寺までの往復+約1Kmと、城宝寺内、田原まつり会館内、田原城址(博物館含め)内での動きも含めて約5Km、2時間弱ほどかかりました。

田原駅南公共駐車場

田原駅南公共駐車場

豊橋鉄道渥美線三河田原駅のすぐ南側に立体の公共駐車場があります。2時間以内は無料です!

時間を気にせず、まつり会館や博物館内で見学していたのですがそれでも2時間はかかりませんでした。2時間超でも1時間につき100円とリーズナブル。

豊橋鉄道渥美線三河田原駅

渥美線三河田原駅

電車の場合は豊橋鉄道渥美線三河田原駅発着で、ウォーキング距離は駐車場発着とほぼ同じくらいになると思います。三河田原駅へは渥美線で豊橋駅からは乗車時間が35分ほどで到着します。

城宝寺

城宝寺

城宝寺は渡辺崋山の菩提寺として有名です。

  • 江戸時代後期の三河国田原藩士
  • 家計を助けるために絵を描く内職をした
  • 画家としてユーモラスに描かれた風俗スケッチ集「一掃百態図」や国宝「鷹見泉石像」などがある
  • 蘭学や兵学を研究し、外国事情に精通する第一人者となった
  • 儒学信奉者が多い幕府役人から目の敵にされ幕政批判の罪で蟄居となる

というのが、ざっくりし過ぎな渡辺崋山についての説明です。

城宝寺本堂正面

本堂奥の崋山霊牌堂に日本有数の画家によって描かれた、花の天井画があります。

お寺へ行くと人の気配がなく、本堂も閉まっていました。開けていいのかもわからず・・本堂向かって右隣の建物の方へ声をかけさせていただき、天井画を見学したいことを伝えました。

本堂の方からお入りください。とのこと

靴を脱ぎ、本堂に上がると霊牌堂の灯りをつけていただき「こちらの奥です」と教えてもらえました。

本堂に上がると左の奥が崋山霊牌堂です。

入口には賽銭箱があり、拝観料金200円を賽銭箱に。

賽銭箱に「うす暗い場合は背面右の照明スイッチ(3ケ所)にて照明をつけてください。拝観終了後は必ず照明スイッチをOFFにしてお帰りください」と張り紙がしてあります。

帰ろうとしたとき、別の方が2名本堂に入られ、その後も5名ほど続けて入られました。みなさん天井画がお目当てのようでした。

天井画

1枚1枚が想像以上に大きかったです。色鮮やかでとても素敵でした。ウォーキングマップでもイチオシポイントになっているのがよくわかります。一見の価値ありです。

田原まつり会館

田原まつり会館

マップに従って歩いていくと大きな建物が目に入ります。田原まつり会館です。

入館無料です。なかなか見ごたえありますので是非入ってみてください。

田原まつり会館山車

大きくて豪華な山車が2台。からくり人形の表情にも注目!!とても豊かな表情でユニークです。まわりにはハッピや提灯でにぎやかなお祭りの雰囲気を味わえます。

田原凧

凧もたくさん展示されています。眺めているだけでも楽しい。大きいものから小さいものまでさまざま。猫の絵の凧もありました!

田原けんか凧

田原けんか凧と書かれた手ぬぐいが面白い!他にも大きい天狗や花火玉なども見ることができます。

田原まつり会館

伊能忠敬緯度測定の地

伊能忠敬緯度測定の地

伊能忠敬1803年4月7日雨。田原城下に至り、翌日8日の晴夜に星座を観測し田原の緯度を説明したそうです。伊能忠敬ここへ来たのですね。日本地図をつくるため1800年~1816年までの17年間測量で歩いた距離3.5万キロ!!何がすごいかって、56歳スタートですから。 

YAMASAの万歩計で「令和の伊能忠敬」というのがありますが、やっぱり欲しくなりました!

田原城惣門跡

田原市報民倉

田原城惣門跡。惣門東側に関わる石垣だったものが、現在も一部残っています。「報民倉」向かって左側の石垣 ※説明看板あり

この建物は現代版の「報民倉」です。報民倉は飢饉に備えて食糧を備蓄しておくための倉庫です。かつて田原藩では渡辺崋山の案により建設された報民倉により天保の飢饉を乗り越え、餓死者を出すことがなく幕府に全国で唯一表彰されたのです!ここにも渡辺崋山あり。なかなかすごい話ですね。当時の報民倉は現在の民俗資料館の南あたりにありました。

現代版の「報民倉」2004年に建設されたもので、災害に備えた物資や救助・救出に必要な物資が蓄えられているようです。現在にも受け継がれているところが素晴らしい!

藩校成章館跡

ここは田原中部小学校の門です。白い塀が城下の雰囲気。藩校だったようで、藩校成章館跡の石碑がありました。

田原城

田原城桜門近くの袖池。袖池の石垣(三の丸下)が田原城で最も古い石垣。

田原城址

桜門を内側から見たところです。

田原城二の丸

復興二の丸櫓(1957年)と、二の丸には現在田原市博物館があります。

田原市博物館も入館してみました。特別展「ドナルド・キーンと渡辺崋山」(観覧700円)をやっていました。※ドナルド・キーンは日本文学の研究者で日本国籍を取得、渡辺崋山に関する著書もあり、田原市博物館名誉館長(2017~2019)を務めたことのある方です。

マップには観覧料が 一般:210円 / 小・中学生:100円となっていますが、現在は一般:310円 / 小・中学生:150円です。今回のような特別展や企画展は別途定めるということになっています。

常設展示は渡辺崋山関係資料、崋山の生涯、田原藩の資料。二の丸櫓では田原城模型、吉胡貝塚、渥美古窯など展示されている博物館です。

あさりせんべい

菓子蔵せき

ここにも渡辺崋山です。田原と言えばあさりせんべい「菓子蔵せき」マップのはなとき通りにあります。あさりせんべいのパッケージや包装紙に描かれているのが渡辺崋山の絵です。田原のお土産にはピッタリ。おすすめでーす。

こちらのお店には透明な袋入りのお得な商品もあります。自宅用に嬉しいですね!もちろん購入して帰ります。

あさりせんべい

駅前まちなか広場

駅前オブジェ

花のオブジェがあったので写真を1枚♪ 駐車場へ戻ります。

まとめ

  • 田原駅南公共駐車場から、城宝寺→ 田原まつり会館→ 伊能忠敬緯度測定の地→ 田原城惣門跡→ 田原城址→ 城宝寺へ戻るコース 歩くだけなら25分の短時間コースですが、博物館やまつり会館などを見学して 約5Km・1時間50分・6700歩ほど 
  • 田原と渡辺崋山についてよくわかった!勉強になった!
  • 2時間かからず駐車場無料!電車でも可。

伊能忠敬も登場。渡辺崋山を知る、田原を知る興味が湧いてくるいいコースでした。