愛知県豊橋市。JR二川駅から(車でもOK!)二川宿では旅籠で、本陣資料館で、江戸時代の旅人気分になること間違いなし!山の上から街を見守る?!観音様を求めて岩場の小山を登り森を歩く「あるっぽオリジナル」のルートです。観音様が見下ろすのはどんな景色?二川を楽しく歩こう♪
このルートのお楽しみポイント
歴史 | 博物館 | 自然 | ビュー |
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- 冒険気分で岩場を登れば、街を見守る?観音様とウォーキングに最適な岩屋緑地
- ちょっとしたお勉強、地下資源館(無料!)
- 宿場町で江戸の旅人気分
- トイレ・駐車場情報も!
- 実際に歩いたのは 約9.5Km・3時間弱・13000歩位
- 歩いた時期:11月上旬
ウォーキングルート・二川駅→岩屋観音→地下資源館→二川宿→二川駅
JR二川駅を出発し、先に西方面の岩屋観音、岩屋緑地を歩き、地下資源館を見学した後で、東方面の二川宿を散策し、駅に戻るルートです。※西方面を先に歩くことをおすすめします(岩場や展望台を登るため、元気なうちに!)
地図上のルートでは、約6Km・1時間半のコースですが、岩屋観音までの岩場や展望台、地下資源館内、二川宿本陣内なども歩き回ったため、実際には約9.5Km・3時間弱・13000歩位になりました。
トイレは、駅・岩屋緑地内・地下資源館・二川宿本陣の各箇所にあるので困りませんよ。
二川駅・駐車場
電車の場合はJR東海道本線・二川駅。
車の場合は、駅前に有料駐車場があります。
全日45分100円 24時間まで平日500円・土日祝1100円 もう少し駅から離れて、駅前の道路を二川本陣方面へ向かったところに24時間まで平日300円・土日祝500円という駐車場もありました!
岩屋観音と岩屋緑地
二川駅から、岩屋緑地まではだいたい1Kmほどの距離があります。
これは岩屋緑地駐車場にあった看板。無料の駐車場やトイレがあり、緑地内を歩いている人もたくさんいました。
森の中散策です。やっぱり森の中を歩くのは気持ちがいい!
岩場が見えてきました。あの岩場の上に観音さまがいらっしゃいます。正面に見える像は弘法大師像。
石畳が少し。
ゴツゴツの岩場を登ります。鎖の柵があるので、どこを登って行けばいいのか迷いません。
急こう配の岩場を登りますが、頂上までは案外近いです。
街を見下ろす岩屋観音像。岩場の麓には観音堂があります。
江戸時代、吉田大橋の架替工事が難しく、困った大工が観音堂にお参りすると観音さまからのお告げがあり無事に工事が完了。その恩返しに山頂に観音像を建てたのだそう。現在の像は昭和25年に再建されたもの。
建替えられたとは言え、江戸時代からここに立っていたんですね。遠くまで一望できるいい眺めです。
観音像の前を通り反対側にも。観音さまの真下あたりから観音さまを撮影しようとカメラを構えると、崖から落ちそうで怖い!!結局いいショットも撮れないのであきらめて反対側へ移動したのです・・
こちら側からも下りることができますが、目的地とは反対方向になるので、もと来た道を戻ります。
さて、次に向かうのは展望台。そうでう、また登ります。
緩やかな階段が・・。上っていくと、じわじわきます。足に。
この緩やかな階段から、展望台の建物の階段を含めると、合計262段ありました。(数えてみた!)
展望台からの眺め。JRの線路が見えます。そして遮るものがなく、ずっと先は太平洋です。
展望台から地下資源館へ。あまり使われていなさそうなアスレチックも。吊り橋みたいなのを渡ってみましたが、その先の洞窟っぽいところには立入禁止。老朽化のため危険のようです。洞窟をくぐると滑り台になっているみたいでした。
舗装道を歩いていると森に入る小道がいくつかありますが、どこへつながっているのかがわからなく迷子にならないよう舗装道を歩きました。途中で「視聴覚教育センター」の方向を示す看板があったので森の道に入り進むと、建物の裏に突き当たります。
地下資源館
ドームの屋根が見えたのでたぶんここ?(※プラネタリウム(有料)もある施設です。)と思っていたら、小さく地下資源館入口の矢印が。地下資源館は無料(駐車場も無料)で見学できます。
自動ドアの先は、いきなり洞窟!!!受付とかありません。洞窟ではなく人工のトンネルです・・。
大きいアメジストの原石?のようなものがあります。紫色がキレイです。
館内ではじめて会った人は岩を掘っている人形。館内には係の人などはいなく、ご自由に見学どうぞ?のようでとても静かでした。
南極の石をはじめ、いろいろな鉱物・鉱石が展示されています。発光する石とか・・
その他、ここ豊橋市は、ゴミからエネルギーをつくる「豊橋市バイオマス資源利活用施設整備・運営事業」がすごい賞をとったよ!というパネルも展示されていました。国内最大規模!下水や浄化槽の汚泥、し尿、生ごみからバイオガスを生成、バイオガスの発電で電気を作っているのだそうです。
一目で印象に残ったのが金の延べ棒みたいなやつ。世界最大の資源国の埋蔵量と日本の都市鉱山の量を比較しています。この日本に眠る都市鉱山がうまく回収・利用できることを願うばかりですね。
地下資源館であらためて、ゴミの分別や資源について考えさせられました。
次は二川駅方面から東の二川宿を目指します。岩屋緑地入口から、岩屋観音、展望台、地下資源館を出発するまでだいたい1時間位でした。
二川宿
二川の駅から、二川宿本陣資料館まで約1.1Km。 この街道沿いの民家には、二川宿と書いてあるのれんや、小さい焼き物を庭先や玄関に飾っている家が多く、外観を宿場町風に寄せている家もあり、地域で雰囲気をつくっているんだなと感じました。
街道沿、本陣の向かい側あたりにある建物で、「西駒屋」醸造業を営んでいた町屋です。明治時代の建物で登録有形文化財になています。
まずは、二川宿本陣資料館へ。観覧は400円
- 二川宿本陣資料館 1階、2階
- 大名の宿 「二川宿本陣」
- 本陣隣には、庶民の宿 旅籠「清明屋」
大名駕籠の展示や、大名行列の模型があります。歩くのも大変だけど、この駕籠にずっと乗ってるのもかなり大変そうです。
宿場町の模型と、ドラマみたいなショートコントみたい?な映像が流れていて、このコーナーがとても気に入りました。
体験コーナーでは、すごろくやコマで遊べたり、浮世絵を摺る体験ができるようになっていて、かなり充実した施設だと思います。
2階の展示も楽しい。旅行用心集!のようなガイドブックみたいなものがあって、江戸時代の旅人になってみたい!!という気分になりました。旅人のお財布事情や現代との旅の持ち物を比べたパネルなど、面白いものがいっぱいです。江戸の宿場町を想像しながら楽しめる資料館です。
ここは、庶民が泊まる旅籠屋です。宿へ到着し、足を洗っている場面。実はこの場所、街道(道路)に面しているので、道路を歩いていても見ることができます(中には受付からでないと入れませんが)
旧東海道筋の宿場に2か所しか現存していない本陣。大名の宿、とても貴重です。
大名が泊まったのは、他より1段高くなっている部屋、上段の間。
お風呂もあります。
そして小さいトイレも。
駕籠や長持ちを置く荷物置き場「板の間」は天井も高く広々。
商家 駒屋
本陣から東へ250mほどのところにあり、無料で見学できます。
米穀商と質屋の兼業だった駒屋は、宿場町の商家の一般的な形式(主屋・離れ座敷・脇門・茶室・南土蔵・中土蔵・北土蔵・北倉の8棟)を残しています。街道から奥へ長い敷地になっていて、瀬古道からの眺めもいい雰囲気です。
現在この敷地内に、懐かしの菓子・雑貨「ふたこまや」と蔵カフェ「こまや」もあり、買い物やお食事、コーヒータイムも楽しめます。
まとめ
街道沿いにある美味しい和菓子屋さん。
- 二川駅から西は岩屋観音、東は二川宿を巡るルート約6Km・1時間半コース
- 実際には岩屋緑地内や地下資源館・本陣資料館内なども歩いたため、約9.5Km・3時間弱・13000歩位
- 駅(有料)、岩屋緑地、地下資源館、二川宿本陣資料館に各駐車場やトイレあり
岩屋観音への岩場登りや、展望台もありしっかり動いた感もありながら、資料館の見学など見どころの多い観光要素も充実のコースでした!