静岡県浜松市西区村櫛町。浜名湖ガーデンパークの「ウォーキングマップ」で歩きます。花と木々と水に囲まれた園内で季節の植物を楽しみながらもしっかりと歩くことが出来ます。飲食店や休憩所なども充実。しかも駐車場も入園も無料!行くしかないですね。
2024年4月6日~6月2日まで「浜名湖花博2024」が開催されています。
※花博開催時の様子も一番下に掲載しています♪
このルートのお楽しみポイント
花 | 自然 | 建築 |
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- 季節ごとに楽しめる ※40万本のコスモス畑(見ごろ10月中旬~11月上旬)
- モネの庭を模した庭園(花の美術館)
- 4つのルートで違う雰囲気を楽しめる!
- 駐車場も入園も無料!トイレや休憩スペース、飲食店も充実
- 実際に歩いたのは 約7.5Km・2時間15分・10000歩ほど
- 歩いた時期:10月中旬
浜松ガーデンパーク・ウォーキングマップの紹介
ホームページでダウンロードできるパーク全体図にはルートが載っていません。こちらは、パーク入口に設置されていた園内マップです。ちょうど今「花博20周年記念事業」に向けて工事が行われているため、マップにも工事中エリアのマークがたくさんあります。
2024年4月6日~6月2日まで「浜名湖花博2024」が開催されます。※この時期は花博で入場料あり
緑地広場(西側)をスタート地点とし、一番東側の「花の美術館」がゴールになっています。コースは4コース
- ルート1(緑)のたねルート 1130m
- ルート2(ピンク)ママフラルート 1195m
- ルート3(水色)ジョウロンルート 1110m
- ルート4(青)パパフラルート 1120m
一番南側の赤色のルートはサイクリングロードです。
サイクリングロードを除く4つのルートを歩いてみました。4ルートの合計距離数は約4.5Kmですが、花の美術館やコスモス畑などぐるぐるとしたからか、最終的には7.5Kmほどになっていました。
ルート4(青)→ 途中花広場でコスモス→ 花の美術館内散策→ ルート3(水色)で戻る→ ルート2(ピンク)で再び東へ→ ルート1(緑)で戻るという順で歩きました。
駐車場から入口へ
南駐車場へ車を駐め、さっそく園内へ向かいます。
入り口には案内所(園内マップ)、トイレ(オストメイト対応)、車いす貸出、自動販売機などがありました。
とてもきれいに整備されていて、車いすの貸し出しもあるなんてすごいな。というのが第一印象です。
ふれあい花壇
ルート4も3も最初は同じ道を歩きます。ふれあい花壇は学校や企業、家族などのグループがオーナーになり1年間花壇のお世話をします。花壇に名前付きの看板が設置されていました。
コスモス畑
一面のコスモス。ピンク・濃いピンク・白・オレンジすごくキレイです。コスモス畑の周りをぐるぐるめぐります。一眼レフカメラを構えた方が何人もいらっしゃいました。
オレンジ色のコスモスだけ一部に集まっていたのが疑問でした。が、帰ったあとHPを見てみると、昨年のコスモス畑を展望塔から見た写真が載っていて、色の違うところが絵になっています。なるほど。今年はどんな絵になっていたのか気になるところです。
ルート4(青)パパフラルート
歩いていると金木犀の香りが漂ってきました。小さくてかわいいオレンジ色の花。
ルート4(青)パパフラルートは広いアスファルトの道に、木々が茂るルートです。
木陰に入りながら歩いたり、緑を見上げたり。
ぐいぐい歩いていきます。
たしかこれが「臥龍の松」。臥してうずくまっている龍の姿・・の松。まわりの草木が覆っていてわかりにくいですが、立派な松の木です。
途中、ほんの少し黄色い彼岸花も咲いていました。
さらに進んでいくと、フジバカマも咲いていました。フジバカマは渡りをする蝶のアサギマダラの大好物。この蝶は1000Kmも2000Kmも旅をします。どうやらここにも立ち寄っていくのですね。
いないかな?と思って眺めていましたが、あいにく見ることはできませんでした。
浜名湖が望める場所に、屋根付きの広い休憩所もありました。園内には本当にベンチや、休憩できる場所、トイレ、自動販売機などの設備が充実していますので、ゆっくり過ごすことができると思います。
花の美術館(花美の庭)
東の先端、コースのゴール地点になっている花の美術館(花美の庭)は、画家クロード・モネが、フランス・ジヴェルニーに造った庭を模した庭です。庭だけでなくモネの家もあります!
建物正面にはバラのアーチがあります。5月頃にはバラが咲きほこるのだと思います。またそんな時期にも来てみたいと思わせる庭でした。睡蓮の池には鯉が泳ぎ、ミニ竹林もありました。いろいろと見て楽しめます。
花の美術館(花美の庭)の入口にはオープンカフェがあり、「ローズソフトクリーム」を味わうこともできますよ。
ルート3(水色)ジョウロンルート
次にルート3(水色)を歩き、スタート地点へ向かいます。
このルートは主に国際庭園があります。国際庭園とはその国の伝統的な庭園様式を再現した庭です。
- イタリア
- イギリス
- ネパール
- 中国
- 韓国
5か国は確認できましたが、国際庭園の説明看板には2004年の花博で再現された15カ国の庭園と2009年のワールドガーデンコペティションで出展した8庭園が保存されていると書かれています。よくわからなかったのが残念。素通りしてしまったのかと。
見た中でもよかったのが中国です。丸の中の計算された庭の景色がとてもいい雰囲気です。
池には鯉も泳いでいて揺れる柳と、異国を感じる建物があります。
パピルスが茂っていたのも気になりました。古代エジプトで紙のように使われた植物。
そういえば、南国みたいなところもあった。
韓国の門から覗いた庭。
展望塔のところまで戻ってきたら植物で覆われたモアイ像らしきものも発見!
緑地広場までは戻らす、ここからママフラルートで再び東へ向けて歩きます。
ルート2(ピンク)ママフラルート
ルート2(ピンク)ママフラルートでは「百華園」を歩きます。
曲がりくねった道で、最初のうちは木陰が多く気持ちよく歩けました。ところどころに看板があり、海外から持ち込まれた植物の歴史を読むことができましたが、止まってばかりになるので、最初の2つくらい読んで歩き出しました。
シダのような植物が道路わきに多く生えていて、よくある日本の森の雰囲気です。
滝もありますよ。水の音が涼し気です。
たくさんの種類のギボウシやシダ、ムクゲなどの園芸植物のほか、果実樹木や季節の花が咲く棚田風花壇を楽しめます。また、恐竜時代から生き続ける奇跡の植物
浜名湖ガーデンパークHPより
「ジュラシックツリー(学名:ウォーレンパイン)」も見ることができます。
もふもふのヤツもありました(パンパスグラス)。
部屋の飾りにほしいところですが、それはいけません。
そして最後に「恐竜時代から生き続ける奇跡の植物」を見ました!確かにそういわれると恐竜時代に生えていそう・・・という木です。20世紀最大の発見、野生には100本しか確認されていないそう。
ルート2(ピンク)ママフラルートはこれで終わり。最後にルート1(緑)のたねルートでスタート地点へ戻ります。
ルート1(緑)のたねルート
ところで、このルートの名前なんだろうと思ったのですが、今になって写真を見ていてわかりました!
ガーデンパークのキャラクターたちの名前だったようです。ところどころにこのキャラクターの像があってかわいいですよ。
最後のルート1(緑)のたねルートを歩きます。幅の広いほぼ真っすぐな道です。
このルートはビックリするほど写真を撮っていなかった!のですが、いい木がありましたよ。
\ 壽 /
これは50年物のカイヅカイブキ(ヒノキ科の常緑針葉樹)です。
正面から見ると「壽」という字に見える!!らしいです♪
そしてついに、コスモス畑の対岸へ戻ってきました。
この水路は東西水路で、この水路を挟みルート1・2、対岸にルート3・4というようになっています。水路にはガーデンクルーズが運航(片道大人600円)されていて、クルーズ船で優雅に移動も可能です。
食事処のたね
最後に腹ごしらえは、食事処のたねで「釜揚げしらす丼」とアイスコーヒー。
美味しかったです♪
まとめ
- 4コースすべてと、花ひろば、花の美術館などでぐるぐるし、約7.5Km・2時間15分・10000歩ほど
- 入園も駐車場も無料!
- トイレや休憩施設、自動販売機、飲食店などが充実
- 1往復だけするなら、花ひろば→ ママフラルート2→ 花の美術館→ ジュウロンルート3を選ぶ
しっかりウォーキングもできて、違う季節に何度も来てみたい!と思える場所でした。
2024年花博開催時
花博にも行ってきました!
写真は5月2日に撮影のもの。バラのアーチや白い藤の花も綺麗でしたよ!