【大河ドラマ館】歩きを楽しもう。
宇治は藤原道長が築いたまちであり、2024年大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部が書いた「源氏物語」全54帖のうち、最後の10帖は宇治の地が主な舞台になっています。
世界最古と言われる女性文学「源氏物語」の舞台となっている場所を巡ってみませんか?
京都・宇治で源氏物語や紫式部ゆかりの地は、どこに何があるの? おすすめの観光スポットをを紹介します。
大河ドラマ館からは徒歩で巡れる場所が多くありますよ。
「光る君へ」の大河ドラマ館(展)があるのはこの3カ所。その中から京都・宇治市を紹介します!
宇治市 どこをどう巡る? モデルコースも紹介
紫式部と源氏物語ゆかりのスポット
宇治市で巡りたい紫式部と源氏物語ゆかりの地は主に5カ所
※「朝霧橋」・「宇治十帖の像」・「宇治橋」も近く、移動途中で通ります♪
全て駅からも徒歩圏内です。ゆっくり宇治の街を歩きながら源氏物語の世界に思いを馳せてみませんか?
モデルコース(徒歩で巡る)
京阪宇治線・宇治駅→(約400m5分)大河ドラマ展(お茶と宇治のまち交流館「茶づな」 会議室)→(約850m13分)宇治市源氏物語ミュージアム→※さわらびの道を歩き(約220m3分)宇治上神社→(約500m7分)恵心院→※朝霧橋を渡り宇治十帖の像を見て、宇治公園を歩き(約650m9分)平等院→※表参道でお土産を買ったり、食事をしたり・・※宇治橋を渡り(約550m8分)京阪宇治線・宇治駅
- コースをたどるだけで徒歩約3.2Km45分
- プラス 各施設内の見学距離と時間
- プラス 食事やお土産ショッピングなど
大河ドラマ展(お茶と宇治のまち交流館「茶づな」 会議室)
大河ドラマの衣装や小道具、限定映像の他、紫式部が暮らした越前の文化や歴史を紹介する歴史展示の他、お土産やグッズが買える お店も設置されます。
大河ドラマの世界を楽しむスポット!
俳優さんたちの等身大パネルと写真撮影や、ドラマ館でしか見られないオリジナルの映像コンテンツもあります♪ドラマを思い返してみたり、続きが待ち遠しくなること間違いなしです!!
大河ドラマ展
- 開催期間:R6年3月11日(月)~R7年1月13日(月・祝)
- 開館時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
- 入場料:大人/一般500円、小人(小・中学生)/一般250円、未就学児 無料
- 駐車場:あり
- 住所:〒611-0013 京都府宇治市菟道丸山203-1 お茶と宇治のまち交流館「茶づな」 会議室
宇治市源氏物語ミュージアム
宇治市源氏物語ミュージアムは2018年で開館20周年を迎え、9月にリニューアルもされました。
実物大で再現された平安時代の貴族の乗り物や、光源氏の邸宅、六条院の縮小模型などの展示物や、映像シアターでの上映も楽しめます。源氏物語をわかりやすく楽しく学べるミュージアム。その中から、一部紹介。
【牛車】実物大で再現された平安貴族の乗り物
源氏物語の中でも度々登場する牛車。
【六条院の縮小模型】光源氏の邸宅
六条院は光源氏の邸宅で、源氏物語の中の架空の建物。そこには、春夏秋冬の季節に合わせた庭が造られ、女性たちが暮らしていました。まるで源氏物語の搭乗人物が実在したかのうよう。
【物語シアター】宇治十帖
宇治十帖を知らない人も、ここで紹介されているので大丈夫。展示室全体が物語の世界観にあふれ楽しみながら学べます。
【映像展示室】映像を鑑賞
アニメ「GENJI FANTASY ネコが光源氏に恋をした」や「宇治十帖」がテーマの人形や実写の映像を鑑賞(いずれも20分)できるコーナーです。※上映は月ごと変わります。
その他にも、源氏物語をわかりやすく説明したパネルや、源氏香の体験コーナーもありますよ。
宇治市源氏物語ミュージアム
- 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始
- 観覧料:大人 600円・小人 300円 障害者等手帳をお持ちの方は半額
- 駐車場:あり:普通車 1台30分 100円 (15台分)
宇治上神社
現存する日本最古の神社建築がここに。
【本殿】平安後期の建物で、日本最古の神社建築です。世界遺産、古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)の構成資産の1つとして登録されている神社。本殿は国宝です。
源氏物語に登場する八の宮の宇治の山荘(宇治十帖の重要な舞台のひとつ)は宇治上神社がモデルとも言われています。
恵心院
1005年に恵心院を再興した僧である恵心僧都(源信)が、源氏物語の「横川の僧都」のモデルと言われています。
源氏物語の中では、「浮舟」が2人の男性との関係に悩んだ末、宇治川に身を投げるのですが「横川の僧都」によって助けられるのです。
恵心院は、境内に椿・ロウバイ・スイセン・河津桜・三春滝ザクラ・紫陽花・アガパンサス・フヨウ・ホトトギス・金木犀など、季節によって様々な花が咲き乱れる「花の寺」としても知られています。
朝霧橋・宇治十帖の像
【宇治十帖の像】
源氏物語、宇治十帖の一場面。橘の小島へ向かう小舟にのった「匂宮」と「浮舟」の像は、朝霧橋を背景に絶好の写真スポットです。
朝霧橋を渡り、橘島(宇治公園(塔の島・橘島))を歩いてみましょう。宇治川の中州に浮かぶ島、風情あふれる景色を満喫できるはず。
平等院
平等院は、光源氏のモデルといわれる、嵯峨天皇の息子、源融の別荘として建てられました。その後、宇多天皇から源重信、藤原道長の別荘となり、藤原頼通が1052年に寺院に改めたのが「平等院」のはじまりです。
世界遺産、古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)の構成資産の1つ。2014年には、60年ぶりに修復工事が行われ平安時代当時の優美な姿、華やかな色彩を取り戻しました。
平等院鳳凰堂は10円玉の絵柄としてご存じの通りですが、10000円札裏面にも平等院鳳凰堂に据えられている鳳凰像が描かれていますよ。
平等院
- 庭園:8:30~17:30(受付終了17:15)
- 鳳凰堂内部拝観:9:30~16:30(各回50名)受付9:00~無くなり次第終了
- ミュージアム:9:00~17:00(受付終了16:45)
- ミュージアムショップ:9:00~17:00
- 定休日:年中無休
- 拝観料:大人 600円(2024.4.1~700円)・中学生 400円・小学生 300円
- 鳳凰堂内部拝観料:300円
- 駐車場:なし 近隣の有料コインパーキングや民営「宇治駐車場」などを利用してください
宇治橋
日本三古橋の一つ。大化2年(646)に架けられた橋と伝わっています。(現在の橋は、1996年3月に架け替えられたものですが、檜製の高欄や桁隠し、青銅製の擬宝珠など歴史的なイメージを残すデザインです。)
宇治橋のたもと「夢浮橋ひろば」には紫式部像がたてられています。
宇治市の観光・グルメ・おみやげ
観光
【宇治市植物公園】
源氏物語に登場する約40種の植物と説明板が園路沿いに植えられていて、「源氏物語QRガイド」で詳しく見られます。源氏物語にどんな植物が出てくるのか興味深いですね。
【三室戸寺】
花の寺。花の季節に合わせれば咲きほこる花々を鑑賞できますよ。
グルメ・お土産
宇治と言えばやっぱり抹茶。抹茶を使った料理やスイーツ、いろいろ食べてみたいですね!
などなど、とにかく抹茶グルメがいっぱい!