【大河ドラマ館】歩きを楽しもう。
そもそも紫式部がなぜ福井?と疑問に思った方も多いと思います。
大河ドラマ「光る君へ」2024年の主人公・吉高由里子さんが演じる「紫式部」が生涯で一度だけ京の都を離れて暮らしたのが武生(たけふ)、現在の越前市です。越前国司に任じられた父・藤原為時とともに1年半ほどをこの地で過ごしました。
源氏物語を執筆するにあたり紫式部にとって雄大な自然や文化に触れた武生での経験は貴重なものとなったようです。物語にも武生の地名が登場します。
そんな紫式部と源氏物語ゆかりの地、越前を歩きましょう。
越前の紫式部ゆかりの地は、どこに何があるの? おすすめの観光スポットを紹介します。大河ドラマ館から全て徒歩圏内なので巡りやすいですよ!
「光る君へ」の大河ドラマ館(展)があるのはこの3カ所。その中から福井県・越前市を紹介します!
越前市 どこをどう巡る? モデルコースも紹介
紫式部と源氏物語ゆかりのスポット
越前市で巡りたい紫式部と源氏物語ゆかりの地は主に4カ所
全て駅からも徒歩圏内です。ゆっくり越前の街を歩きながら紫式部に思いを馳せてみませんか?
街を歩けば「越前和紙」「越前打刃物」「越前箪笥」といった国の伝統的工芸品が身近に感じられます。見学や体験、買い物も楽しむことができますよ♪
モデルコース(徒歩で巡る)
JR北陸本線・武生駅(又は福井鉄道福武線・たけふ新駅)→(約700m10分)→本興寺→※寺町通り・京町回廊を歩く(約1.6Km23分)大河ドラマ館→(約1.1Km16分)→紫ゆかりの館→(隣接)→紫式部公園→(約2.6Km36分)JR北陸本線・武生駅(又は福井鉄道福武線・たけふ新駅)
- コースをたどるだけで徒歩約6Km85分
- プラス各施設内の見学距離と時間
- プラス食事やお土産ショッピングなど
寄り道 ※武生公会堂でも紫式部と源氏物語に関する展示が行われています。
見たい! ※福井鉄道たけふ新駅 「光る君へ」ラッピング電車が運行されていますよ。
駅からドラマ館へシャトルバス
駅から歩くのはちょっと・・・という方には
JR武生駅と「光る君へ 越前 大河ドラマ館」を結ぶシャトルバスが運行されます。
R6.2月23日(金曜・祝日)~R6年12月30日(月曜)9時台~17時台
- 2月23日~3月15日 JR武生駅⇔大河ドラマ館(無料シャトルバス運行)
- 3月16日~12月30日 北陸新幹線越前たけふ駅⇔ハピラインふくい武生駅⇔大河ドラマ館(有料/1回500円)
500円定額タクシーも
R6.3.31までなら定額タクシーで市内を移動できます!
本興寺(紫式部ゆかりの紅梅)
紫式部が1年を過ごした武生から都へ戻るときに、本興寺境内へ白い梅の木を植えたと言われています。そしてその後に紫式部の娘がこの地を訪れた際、母を偲び紅梅を植えたと言い伝えられています。
現在の梅はその紅梅から4代目。
紫式部はどんな思いで梅の木を植えたのでしょう。遠い昔に思いを馳せて眺めてみるのもいいですね。
樹齢は200年を超える高さ10メートルほどの木を本堂前で見ることができます。梅の開花シーズンを狙えば気分も上がりそう!
紅梅の開花時期は、3月中旬頃(※2023年は15日~20日頃が見ごろ)
※開花時期はその年の気象条件により変わります。
- 駐車場:あり 無料
- 住所:〒915-0076 福井県越前市国府1丁目4−13
大河ドラマ館(しきぶきぶんミュージアム)
大河ドラマ館の衣装や小道具、限定映像の他、紫式部が暮らした越前の文化や歴史を紹介する歴史展示の他、お土産やグッズが買える 「光る越前SHOP」も設置されます。
大河ドラマの世界を楽しむスポット!
俳優さんたちの等身大パネルと写真撮影や、ドラマ館でしか見られないオリジナルの映像コンテンツもあります♪ドラマを思い返してみたり、続きが待ち遠しくなること間違いなし!!
【大河ドラマ館】
- 開催期間:R6年2月23日(金/祝)~R6年12月30日(月)
- 開館時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
- 入場料:大人/一般600円、小人(小・中学生)/一般200円、未就学児 無料
- 休館日:無休
- 駐車場:あり
- 住所:〒915-0382 福井県越前市高瀬二丁目 27-7-1 武生中央公園屋内催事場「しきぶきぶんミュージアム」内
※2月23日(金・祝)は、一般来場は11:30からの予定
紫ゆかりの館(紫式部と国府資料館)
紫式部が武生で過ごした時間と、紫式部が生きた時代から生き続けている地域の伝統的工芸品について、展示や物販を通して紹介する資料館。平安時代や、伝統工芸品を学んだり体験することもできます。
【紫式部和紙人形・下向行列 和紙人形】伝統工芸品の越前和紙を使った展示
紫式部和紙人形では、越前和紙で再現された紫式部の装束を簾越しに、平安当時の雰囲気も楽しめます。また、紫式部と父・為時の下向行列を再現した模型人形も和紙でつくられていますよ。
【紫式部の間】雅な展示・体験空間
几帳風グラフィックや絵巻物風映像などの雅な展示で、紫式部が越前国府で過ごした青春の日々が表現されています。
【物語映像「百花繚乱 紫式部が出会った越前国府」】絵巻風の映像で
越前国を訪れ、その後に源氏物語を執筆するまでのストーリーを約6分の美しい映像で紹介。
【出逢いの庭】来館者をを楽しませる四季折々の植物
シンボルツリーであるしだれ桜は庭の中央に植えられています。
【しるべの間(観光案内・物販)】
紫式部や源氏物語をモチーフにしたグッズや伝統的工芸品で作られた雑貨など販売されています。
- 開館時間:9:00〜17:00
- 入場料:無料
- 休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
- 駐車場:あり
- 住所:〒915-0382 福井県越前市高瀬二丁目 27-7-1 武生中央公園屋内催事場「しきぶきぶんミュージアム」内
紫式部公園
【平安の庭園を再現】
平安・寝殿造の庭園が素晴らしい!
精密な時代考証のもとにつくられた平安朝式庭園(寝殿造の庭園)で、12単衣姿の金色に輝く紫式部像と、紫式部歌碑、釣殿、泉池、赤い橋、藤棚などがある美しい景観の公園です。
季節により咲く花々や、秋には紅葉も美しい。
- 藤は4月末~5月初旬(2023年は10日くらい早い開花)※毎年5月3日に「式部とふじまつり」が開催されています。
- 紅葉は11月下旬頃
※開花時期はその年の気象条件により変わります。
武生公会堂
常設展と企画展で紫式部と源氏物語に関する展示が行われています。
1階 展示室1(常設展)無料
- 紫式部と源氏物語、紫式部が住んだ越前国府の紹介
2階 展示室2(企画展)一般300円
- 紫式部・源氏物語関連企画展(2)「越前市へ通じる道~人・モノが行き交う道~」
(2024年1月26日~3月24日まで)
- 開館時間:10:00~18:00 (入館は17:30まで)
- 入館料:常設展・館蔵品展は無料/特別展・一部の企画展は有料
- 休館日:毎週月曜(祝日除く)、祝日の翌日(土曜、日曜除く)、年末年始(12月28日~1月4日)展示準備・整理の期間
- 駐車場無料/31台 無料 ※まちなか観光でもご利用可
越前市の観光・グルメ・おみやげ
せっかくなら、そのほかにも越前市で観光を楽しみたいですよね。美味しい食事に、お土産も忘れずに!
観光
【伝統工芸】「越前和紙」「越前打刃物」「越前箪笥」の見学や体験
昔ながらの道具で、原料づくりから紙漉き、天日干しなど一連の工程を見ることができる施設や、予約なしで紙漉き体験ができる施設などもあります。
【街歩き】寺町通り、蔵の辻、タンス通りなど街の散策
趣のある石畳や古いまちなみ、タンス造りの職人が中心となって形成されたタンスの町などの街歩きも楽しめます。
【万葉の里 味真野苑】
万葉集を代表する歌人の歌碑が設置され、歌われた植物鑑賞をしながら散策もきます。季節の花々や国指定の重要文化財である「旧谷口家住宅」なども見どころ。
【ちひろの生まれた家記念館】いわさきちひろの生まれた家
絵本画家いわさきちひろの母文江が暮らしていた大正時代の趣を復元。ちひろの絵本などゆっくりと楽しめます。
【御誕生寺】通称ねこ寺
猫好き必見!行き場のない引き取った猫たちがお寺で暮らしています。(約30匹)
グルメ
【越前市三大グルメ】を食べつくそう!
- 越前おろしそば
- ボルガライス
- 中華そば
やっぱりそば食べたい!
越前おろしそばは、たっぷりの大根おろしと削り節、きざみネギをのせた冷たい蕎麦。冬でも冷たいそばが定番です。
ボルガライスって何だ?
ボルガライスとは、30年以上前から地元の人々に食べられているご当地グルメ。オムライスの上にトンカツ、そしてお店のこだわりソースがかかったもの。
なぜか中華そば!
昔ながらの中華そば。透き通った黄金スープが特徴の、ホッとする昔懐かしい優しい味。
おみやげ
【伝統工芸品】
- 和紙の雑貨
- 包丁やキッチンナイフなどの刃物
- 越前箪笥の老舗ではコースターや名刺入れなど実用的グッズの販売も
【水ようかん】
福井では冬にこたつで水ようかんを食べるそう。お土産にいかがでしょうか。市内にいくつもお店がありますよ。
その他にはお菓子屋日本酒なども。
大河ドラマ館・紫式部ゆかりの地めぐり
光る君へをもっと楽しむ!